【FGO】犯人は誰だ?解決編!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
   

IMG_0097


IMG_0090

IMG_0091
IMG_0099
IMG_0100
IMG_0101
IMG_0092
IMG_0093
IMG_0094
IMG_0095

IMG_0096

とまぁこういうわけでして。おめでとう石10個!

どーもうぃうぃです。今回の虚月館殺人事件、その真犯人は、ハリエット・ヴァイオレットでした!
いや、うん、この結論は可能性の一つとしてはとても有力だったので特に驚くこともないのですが、わたしはマリーちゃんのゲス顔が見たかったなぁ。

ポイントは大体は昨日の記事で説明しました。加えて説明すべきは、ジュリエットとエヴァがアーロンの実子であるという点。まぁこの話は、無ければアーロンがお酒を飲んだ時にジュリエットに話しかけたあの会話をねじ込む必要性が無くなりますからね。

さて、公式にこの結論が出ましたが、今回の事件、回収されていない伏線がかなーーりあります。今回の記事では一応それらを説明しておきましょう。

・主人公は何故睡眠薬を盛られたのか
まずコレ。コレがあったので昨日の記事でアーロンの話題を敢えて出しませんでした。アーロンの子供同士が結婚する事が嫌で犯行を行った、という動機であるならゴールディ家の跡取りとされたモーリスとクリスが消えればその後は特に何もする必要は無いのです。しかし主人公は直接的な毒ではないとはいえ、何故か狙われた。どういう事でしょう。
可能性として、例えばハリエットが自分を嗅ぎまわる探偵役の主人公を警戒して黙らせようと考えたという動機はあります。まぁ睡眠薬をどこから持ってきたかはともかく。というかほんと、針に塗る程度の量で致死量となり、褐色瓶などに入れずとも保存でき、凄まじい即効性を誇る毒ってなんですか。
例えば劇中で触れられたトリカブトの毒の主成分であるアコニチンは経口摂取だと10秒くらいで症状が出てその致死量は0.2㎎程度であるのは有名な話ですが、静脈投与でもマウス等のデータから考えるとさほど変わらず、針ほどのものに塗って指すだけではおそらく致死量になりません。注射器なんて持ち歩いていないでしょうし、一瞬で静脈に撃ちこむには相当の技術が必要。あと所持品の検査はしなかったん?

・予告状が出されているにもかかわらず犯行が行き当たりばったりである
今回のお話では発端として、ゴールディ家に内密に予告状が出されています。つまり、この旅行が実行されたならばハリエットは少なくともモーリスを殺す予定だったと考えるべきでしょう。しかし、殺害方法が崖から突き落とすという、計画性という点からはかけ離れた方法になっています(何かの拍子に子供に目撃されたらどうしたの)。それこそ現実的な話をするなら、毒でモーリスを人質に取ってアーロンを脅すくらいは犯人として必要であったのではないかと。モーリスの殺害方法について、もう少し作り込んで欲しかったですねぇ。あとどうやって予告状出したんでしょ。

・ホームズはモーリスを呼び出して何を話していたのか
結局このお話は回収されませんでした。モーリスは何故ホームズに呼び出され、そのあとすぐにホームズの偽装死事件が起こったのか。偽装死事件を起こすだけなら別にモーリスは関係なくて、突然死体が発見されればいいのです。モーリスに何を言っていたんでしょうね、例えばハリエットから呼び出されたらそれに応じてほしい、とかですか?

・何故エヴァに頼光の見た目が与えられたのか
主人公の視点を混乱させる手法として、ハリエットにはエウリュアレの、エヴァには頼光の見た目が与えられ、その家族としての理由からかジュリエットにはステンノの見た目が与えられました。見た目に騙されてはいけないというのはまぁ分かるんですが、アーロンがジュリエットから昔のハリエットの面影を感じる事から、実際にハリエットとジュリエットはそこそこ似ていると考えられるわけです。で、二卵性とはいえジュリエットとは双子であるエヴァの見た目は頼光、コレが分からない。全然似てないというか、ハリエットからその娘はうまれないと思うんですが。一応、主人公が錯誤するにはそれなりに理由があるというのがこのお話の前提にあったハズで、例えばエヴァの見た目にメドゥーサが与えられたなら、わたしも納得するわけです。何故頼光であったのか、それはカルデアでの一人称が「母」だから読者を惑わすために持ってこられたという理由であれば、わたしはハリエットがエウリュアレの見た目である必要は無いと思うんですよね。

大きくケチをつけるならこの4点でしょうか。他にはホームズがどこに隠れていたのかとかありますが、結局のところ、今回の事件はこれにて終演です。最終的にはわたしが2日前の記事に書いた通り、ケインのアリバイを証明する人物によって結末はどうとでもなった、その8までのストーリーでは犯人を疑惑は持てても確定できなかったんじゃないかなーと思うわけです。ミステリーでは、なかったんじゃないかな?ノックスの十戒を破っているというのもそうですが、主人公の認識を錯誤させるという手法はミステリーに於いてはアガサ・クリスティーの著書で割と荒れたものですし。

こんな感じ。でも、試みとしてはとても面白いもので、こんなにイベントのシナリオを見返したのは初めてです。ソシャゲとしては大変画期的なものだったのではないでしょうか?

ではではノシシ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

  1. さけぱん より:

    いつもブログの方楽しませて貰っています. さてうぃうぃさんが言う「回収されていない伏線」は私も気になったので自分なりに解釈しました.
    ・主人公は何故睡眠薬を盛られたのか
    これは食事に混ぜた睡眠薬で眠らせた後, 主人公を犯人に仕立て上げる為だと思われます. ジュリエットの恋人?である主人公は結婚をとりやめさせる動機もありますしね.
    主人公が今回の旅行に呼ばれた理由はこの為だったんじゃないでしょうか.
    毒についてはそこを突っ込んでしまうとあらゆるミステリーが成立しなくなってしまうので…
    ・予告状が出されているにもかかわらず犯行が行き当たりばったりである
    モーリスとクリスが殺される時の回想を見るに, そもそもハリエットは犯行に及ぶ直前まで殺人に躊躇していたんじゃないでしょうか. できることなら脅迫や話し合いで解決したかったがそれも叶わず犯行に及んだ…と
    予告状はマフィアの頭首婦人なら相手方の家に送るのは色々手段がありそうです.
    ・ホームズはモーリスを呼び出して何を話していたのか
    主人公の見た夢の通りの行動をとらなくちゃタイムパラドックスが起きる可能性があった為, 本来のシュリンガムの行動をなぞった…ということじゃないでしょうか? 本来のシュリンガムが何者か…というのはドラえもん的なアレ
    ・何故エヴァに頼光の見た目が与えられたのか
    主人公が見た人物の印象に合致する英霊像として選ばれただけな気がします. おそらくエヴァはかなりの巨乳だったのではないでしょうか. 紫髪で巨乳の英霊は頼光ぐらいしかいないと思うので今回のような錯誤が生まれたのではないでしょうか? ハリエットとジュリエットについては良く似た親子だった為, エウリュアレとステンノが当て嵌まったのだと思います.
    一応自分はこんな感じで解釈しました. 少し突っ込みどころはありましたがとても楽しいイベントでした. またこういうのがあると嬉しいですね!

  2. うぃうぃ より:

    >>さけぱん様
    コメントありがとうございます!
    一般的なFGOユーザーでも考察できるストーリーと、地味に初の試みである”未来への介入”という部分があったため多少粗削りでしたが、楽しいイベントでしたね!
    さけぱん様の考察について、少し補足というかわたしの考えをば。
    ・主人公が睡眠薬を盛られた点について。主人公が虚月館に招待されたという描写は無かったと思います。よって、主人公がこの旅行に登場すべき人物だったかどうかは確定しません。もし招待されていたとして、罪をかぶせるなり利用したいと考えるのであれば事はクリスやモーリスの殺人事件が起こった後に起こるのが自然かと思います。なので、主人公にハリエットが罪を着せようとしたというのは違うかなーと思います。
    ・予告状周りについて。脅迫や説得に最後までハリエットが希望を持っていたというのは劇中でも伺えるため、躊躇していたという線で間違いないと思います。毒についてはまぁ・・・ナンセンスなところはありますねw
    ・ホームズの行動について。劇中でも未来が変わることを危惧していた描写があり、タイムパラドックス的なものを起こしたくなかったという線であってるとは思いますが、例えばホームズとは別に本来シェリンガムという探偵が登場していたとして、モーリスを呼び出した理由は謎なままですね。なぞるべき未来が何故発生したのかは謎のままです。
    ・エヴァの見た目について。まぁ・・・人間でも突然変異っていうのはありますから・・・うん。
    こんな感じです!

コメントを残す