やっぱり過労じゃないか!!!
どーもうぃうぃです。鳴鳳荘殺人事件、2日目のシナリオが解放されました。
今回のシナリオで、そもそもこのイベントがどういう趣旨のものなのか判明した形になります。
※本記事には「鳴鳳荘殺人事件」におけるシナリオの一部ネタバレがあります。未プレイの方はブラウザバック推奨です。
冒頭にて物語の書き手である紫式部が倒れ、この特異点をどうしようという話を振られた作家陣2名の提言により、今回のイベントは、
紫式部によって整えられた設定を元に、演者達が思いのままに役を演じ、誰にもわからない「鳴鳳荘殺人事件」という未完の物語を今から作り上げる
という趣旨であることが分かりました。すなわち、最新のシナリオの副題ともなっている即興劇そのもの、というわけです。
現実に劇場公演なども行われているこの手法を映画撮影でやろう、というのが今回のシナリオの命題。
基本的にアドリブなので、現実の即興劇は喜劇やエンターテイメントのきらいが多い模様。それが「一癖も二癖もあるサーヴァントたちによるミステリー」となると、一体どういう結末を迎えるんでしょうね・・・。
物語の進行
ガブリエラ(紫式部)は毒を盛られて倒れたことになった
「殺人事件」なんて言われてますしこの流れは順当でしょう。
そして、音楽家という自己紹介にも関わらず助手を連れていたイシドロの立ち位置はやはり探偵。マシュはその助手とのこと。
※ちなみに、ファミリーネームにもなっている「ポジオリ」ですが、この名字を冠する探偵によるミステリー作品があるそうです。内容は流石に知見無し。
トリスタンなら麻酔銃で撃たれて倒れても寝てるってバレなそう
ここで、ガブリエラが狙われた事について、「何故?」「どうやって?」「誰に?」が提示されます。
Why=”コルテスの遺産”
動機はガブリエラがミゲルから引き継いだとされる、(金銭に限らず裏社会のコネや高官の弱みといった)ともすれば国を支配できてしまう程の情報や資本。これがコルテスの遺産であり、犯行の動機とされます。
How=肖像画の絵の具に使われた重金属をワインに混ぜて
肖像画から妙なにおいがするということで調べてみると、最近絵の具を使われた形跡があると、猟師兼元王子お付きのガルシアが指摘。
ここから、元軍医という立ち位置のローマが、ガブリエラが倒れる直前に飲んだワインに絵の具由来の重金属(バーミリオンと言っているのでおそらく鉛)が混入していて、それが原因で倒れたのだという筋書きに繋げます。
※ちなみに、カドミウムやクロム、鉛等で知られる重金属中毒は殆どが蓄積による慢性中毒であり、ワインに混入する程度の金属量を経口摂取しても後遺症こそ酷いでしょうが死にはしません。
※カドミウムイエロー(=硫化カドミウムその他の混合物)から可溶性の塩を抽出するには強力な酸が必要。
バーミリオンの原料に使われていたと思われる赤鉛(=四酸化三鉛)を絵の具から可溶性の塩を抽出するには同じく強力な酸が必要。両方を可溶性の塩として抽出できる身近?な強酸はたぶん塩酸。
役に立つかは分かりませんが参考までに
Who=肖像画家
上記の”How”からひとまず示された「誰がやったか」。
短絡的ではありますが、こういうものは複雑であるよりは単純明解であるのが常。
今回の登場人物に絵をかいていたという背景を持つ人物はいません。
紫式部の設定にも無かったという事は、これまで提示された手掛かりから誰かをして「肖像画家である」とするためのシナリオが必要になります。
繋げやすいのは、音楽家という、雑なくくりをすると唯一の芸術家であるサリエリ演じるアントニオでしょうか。
ただし、先ほど※で書いたように、重金属で人を殺めるのは困難です。
この事実を伏線として利用するなら、わざわざ肖像画を調べに行かせたアーラシュ演じるガルシアの行動や、絵の具→重金属と連想させた龍馬さん演じるローマの発言も、陽動やミスリードの可能性を残します。
その他の伏線
事件において使えそうで、まだ残っている伏線も幾つか。
疲労回復薬はどこかにもう1包存在する
パラケルススは紫式部が昏倒した原因である疲労回復役を2包渡したと発言しています。1回飲んだら無理した分だけ目が覚めない薬のハズなので、確実にどこかにもう1包あります。
つまり、それを使えば同じような手口の事件をもう1件起こせるかもしれないということ。発言したからにはカードとして使うと思うんですがどうでしょうか。
モリアーティがこの場にまだいる
ロマニが「将軍」呼びしてますし、腰ガガガガって言うために特異点に残っているということも無いと思うので、実は生きていたとか影武者がいたとか、そういう設定を以て物語に介入してくる可能性があります。
(なんで密林の画像がまだ設定されてないんだ)
そもそも、この鳴鳳館殺人事件の書籍(5月23日発売!)は、表紙にモリアーティその人が描かれています。表紙に描かれてるのに登場しないなんてことはないでしょうし、なんなら物語におけるオイシイ立ち位置を掻っ攫っていく可能性も十分あります。
プロローグで登場した際、「本を壊した」「本を修復したい」というのも、息を吸うように悪巧みをするモリアーティを役に抜擢するには些か違和感を覚える流れ。映画の物語にせよ特異点の修正にせよ、どのように立ち回るか期待ですね。
こんな感じです。ところで、映画には関与せず?特異点の問題だとは思いますが、
アーラシュが「(未来視をも可能にするレベルの)千里眼が使い難い」という発言をしています。
本日更新の竹箒日記にて原作者が言及しているように、今回のイベントにおける時系列の齟齬やサーヴァントのキャラクターにおける違和感は意図的に作り上げられたものだと思われます。
それらも含めて「考察」しようね!というのが、今回のイベントにおけるプレイヤー側のミッションなのでしょうね。わたし個人としては楽しいけどソシャゲとしてはどうなんだろう
ではではノシシ