どーもうぃうぃです。
ということで、この記事投稿時点では既に日付が変わっていると思いますが、
27日18時19時より、 「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿コラボレーションイベント開催記念放送」か始まります。
※4/27 11:30修正
ちなみに、昨年GWに行われた「Fate/Apocryphaスペシャルイベント開催ステージ(記念放送)」が行われたのは
4月29日18時からだったのですが、
イベント開始は同日20時からでした。
昨日ぐだぐだ復刻イベントが終了したばかりですが、記念放送終了後すぐコラボイベント開始の可能性があります….!
ということで?今回はコラボイベント対象となる「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」に関して、ネタバレを極力避ける形で基本的な知識を(一小説読者としての視点で)つらつら書く記事です。
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿とは?
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿とは、「レンタルマギカ」などで知られる2年以上孔明を引けなかったあの三田誠氏による、Fate/Zeroから10年後の世界を追う公式外伝。
(TYPE-MOON出版で既刊9巻。最新刊が5月17日発売予定!)
現在展開されているFateシリーズでは実は貴重な、原作Fate/Staynightと同じ世界線を辿っている物語となります。(つまり、FGO世界とはパラレルワールドの関係)
正確にはFate/Zeroを色々引き継いだ物語であり、そのZeroは厳密にはStaynightの完全な前日談ではないという意見も聞きますので、この解釈はもしかしたら間違っているかもしれない。
アドラ→イゼルマ→魔眼→(アトラス)→冠位の順で時系列合わせて進むため、可能なら剥離城アドラから順に読み進めると、登場人物の思想の変化が見て取れると言われています。
全体のあらすじ
魔術によって「How?」「Who?」の概念が役に立たなくなったという側面はありますが、その物語はFate/Zeroにおけるライダーのマスター、ウェイバー・ベルベットと同一人物である君主(ロード)、エルメロイⅡ世を主人公とし、フードを被った謎の多い少女「グレイ」を助手(ワトソン、語り部)として展開される魔術ミステリー。
時計塔という陰謀渦巻く世界の中、色々なところで起こる奇怪な事件(ミステリなので基本は殺人事件)について、「なぜ犯行に至ったのか?(Why done it?)」という観点の元、最終的な黒幕を洗い出していくという流れ。
魔術ミステリーってどういう事だ???と、この小説を読んでない状態だと思ってしまいますが、例えば
・魔術による死体の偽装
・魔術礼装の操作権乗っ取り
・見えない斬撃による殺人
等々、現実世界をベースとするミステリにはあり得ないような現象が発生します。
また、場合によっては魔術戦も起こるため、ミステリベースにも関わらず大規模戦闘があったりも。
7月にアニメ化が予定されている「魔眼蒐集列車」においては特に儀式規模の大魔術が見られたりする(と思う)ので、戦闘描写も期待してOK。
時計塔に関する基礎知識
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿の舞台はロンドン。
……いや、うん、色々と遠出したり出かけたりした先で事件が起こるので、時計塔そのものでの出来事は殆ど無いのですが、基本的にはどの事件でも裏に時計塔の組織が関わってくるので、ここに関する基本的な知識をば。
時計塔の12の学科と”君主”
タイトルにもなっている「ロード」という称号は、時計塔における学部長であることを示しています。
日本の大学における工学部とか文学部、みたいなものです。
時計塔における学科は、
・全体基礎科
・個体基礎科
・降霊科
・鉱石科
・動物科
・伝承科
・植物科
・天体科
・創造科
・呪詛科
・考古学科
・現代魔術科
の12学部。
エルメロイⅡ世は、この中の「現代魔術科(ノーリッジ)」における学部長、すなわち君主(ロード)です。
(FGOのキーパーソンであるマリスビリー・アニムスフィアは天体科のロード)
なお、その現代魔術科ですが、時計塔の学部の中でも歴史が浅く、ロードが就いたのも最近であり、結果的に新世代(ニューエイジ)という、つまるところくせ者が集まる学科になっています。
ということで、一癖も二癖もある新世代の生徒に対して日々頭を悩ませている結果、エルメロイⅡ世の眉間のしわが取れなくなったとかなんとか。
ちなみに、ロードがおらず魔術師としての思想が異なる法政科というものも存在し、事件簿では法政科所属のとある鬼畜眼鏡人物が色々噛んできたりします。
時計塔における3つの思想派閥
上記の学部とは別に、時計塔には思想による対立構造が存在します。
それが、貴族主義派、中立派、民主主義派という3思想。
・貴族主義派
「血統」を重視する派閥。
TYPE-MOON世界の魔術では、神秘の根源たる魔術刻印を先祖代々受け継ぐという常識があります。
(例えば、Staynightの「遠坂家」では、たれ遠坂時臣から遠坂凛(遠坂家当主)へ魔術刻印が引き継がれている)
また、魔術の源である魔力を生み出す器官「魔術回路」も、先天的な本数によって生み出せる魔力量が決まり、且つ後から増築は不可という設定から、先祖代々その先天的本数を増やす努力がなされている事が殆ど。
総じて、血統によって先祖代々受け継がれた魔術は神秘性・規模共に抜きんでるものになりやすく、魔術師として「強い」「優れている」。
これを重視するのが「血統」を重視する、貴族主義という考え方です。
・民主主義派
「才能」を重視する派閥。
例え先祖代々積み重ねられた刻印の歴史が浅くとも、例えばStaynightの主人公「衛宮士郎」のように、なんか知らんが凄い魔術が使える魔術師がいます。
例え歴史が浅くとも、才能ある魔術師は積極的に取り入れるべきだ、というのが民主主義という考え方です。
・中立派
そもそもTYPE-MOONの魔術とは、神秘の極限に到達し、根源に至るというのが究極目標です。
この目標達成のためには、そもそも政治的な繋がりとか、才能による優劣とか、そういうしがらみは単なる障害でしかありません。
魔術(や特定分野の)研究を続けて深淵に突き進む、そのためには思想も政治も利用する。それが中立派の考え方です。
エルメロイⅡ世が君主を務める「現代魔術科」は、如何にも民主主義な感じですが、その実は貴族主義派閥に属します。
これは、Fate/Zeroに出てくる先代エルメロイ家当主、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトの考え方を考えれば分かりやすいかと思います。
まぁ、思想的には完全に民主主義寄りなので、食い違いに付け込まれることもあったりなかったり。
魔術師における”階位”
時計塔における魔術師には「階位」と呼ばれる、学部や血統とは独立したランク付けのようなものが存在します。
・冠位(グランド)
時計塔における最高位を示す階位。
FGOの”Grand”が指す言葉の一つ。
空の境界に登場する”冠位”人形師である蒼埼橙子とかは型月世界の色んなところで出てくるグランドなお方。
基本的にはあってないような階位で、例えば古の神秘を現代に蘇らせて実用化したとか、そういう(下手すると根源に手を伸ばしかねない)ヤバい事をして、且つその成果を時計塔に納める事によって認定されるとかなんとか。
この階位の認定者は、階位とは別に「色」の名前を冠した称号が与えられます。
大体成果や保有する神秘がヤバすぎて、時計塔で永久標本にするという称号「封印指定」の対象になる。
・色位(ブランド)
権力等でのし上がるとしたら最高位、といわれる階位。
如何に血統の年月を積み、功績を残したとしても、それが根源に到達しそうなものでなければ色位止まり、だそうで。
・典位(プライド)
・祭位(フェス)
・開位(コーズ)
・長子(カウント)
・末子(フレーム)
以下、色位に次ぐ階位。
エルメロイⅡ世は、色物、或いは一芸特化、或いは魔術師としての能力以外に評価せざるを得ない部分があると判断される場合にぶち込まれる「祭位」と認定されています。
なお、魔術師的にはせいぜい「開位」止まりとはライネス嬢談。
更に言えば、自分は魔術師として開位止まりなのに指導した生徒が典位以上に登っていって、自分の凡庸さにいつも打ちひしがれているのもエルメロイⅡ世。
ちなみに、FGOの主人公が1部クリア後に付与される称号は「開位」であったり。
ホワイダニット(Why done it?)
—wikipediaから引用—
事件の解明に必要な要素である犯人、犯行方法、動機のうち、どれの解明を重視するかによる分類。
この3つの分類は、推理小説の興味の対象が、単なる犯人当てからトリックの面白さへと移り変わり、そして社会派へつながる動機重視に変わっていく、という推理小説の発展史と重なる。
- フーダニット (Whodunit = Who (had) done it)
- 犯人は誰なのかを推理するのに重点を置いていること。
- 探偵役が多数の容疑者から真犯人を探り当てる過程を重視した形式で、クローズド・サークル(後述)における犯人当てや、警察小説での聞き込み捜査などが当てはまる。
- ハウダニット (Howdunit = How (had) done it)
- どのように犯罪を成し遂げたのかを推理するのに重点を置いていること。
- 犯人探しではなくトリックの解明を推理する過程を重視した形式で、法廷推理小説におけるアリバイ崩しやトラベル・ミステリにおける時刻表を利用したトリックの解明などが当てはまる。
- ホワイダニット (Whydunit = Why (had) done it)
- なぜ犯行に至ったのかを推理するのに重点を置いていること。
- 犯行方法ではなく犯人像のプロファイリングや動機の解明を重視した形式で、犯罪者である主人公の内面描写を重視した犯罪心理小説や、犯罪捜査の描写を重視した警察小説などが当てはまる。
また警察小説や法廷推理小説には物語途中で犯人が捕まり、取り調べや裁判における動機の解明を主題とする作品もある。
これらは相反する要素ではなく、二つもしくは全てを追求する作品もある。特に「密室もの」では、密室を構成するトリックの解明と犯行に及んだ人物の推理を平行して行う作品が多い。
—wikipediaから引用ここまで—
エルメロイⅡ世の事件簿は魔術ミステリーであり、そのトリックにも魔術が関与します。
それは例えば、
・誰かを操って犯行を行う事が出来る
・呪い等を使って間接的に犯行を行う事が出来る
という、推理モノではあり得ない事が発生します。
よって、「Who?」と「How?」は意味をなしません。
しかし、「Why?」すなわち、なぜ犯行に至ったのか?は魔術を行使する環境においても手掛かりであることに変わりない。
これが、本編でエルメロイⅡ世も語っている魔術ミステリーの基本です。
ということで、エルメロイⅡ世の推理劇が結局のところ「推定される動機に基づく推理の域を出ない」というのもまたこの小説の特徴。
「証拠は無いんですか?」と言われれば、「無いけど?」というのが常です。
事件簿における登場人物
エルメロイⅡ世
Fate/Zeroに登場するライダーのマスター、ウェイバー・ベルベットその人。
自身の王が示した夢を見極め、自身の生きる道筋とし、相応しい人物になろうとした結果、背と髪が伸びてヘビースモーカーになってしまった苦労人。
孔明のスキルともなっている、類稀なる鑑識眼、それを以てして行われる「生徒の育成」「神秘の解体」が特徴。
FGOではなんか戦えるが、魔術的には凡才(とはいえ、基本的な強化、幻術、呪いなどの対策は抜かりない)で、時計塔の他の魔術師とまともにやりあったら真
っ先に死ぬとは本人の談。自宅アパートでは大戦略Tシャツを着てる。
グレイ
「灰色」「どっちつかず」
事件簿では逆に貴重な、魔術師ではない人物。(かといって一般人でもないが)
一人称は「拙」。
エルメロイⅡ世の「内弟子」で、魔術師ではないが教室で魔術の勉強をしている。
すげーうるさい箱のような魔術礼装「アッド」を限定起動させ、身体強化を併用した白兵戦ができる。
なので、戦闘能力皆無な師匠を守り、説明を補足してくれる、健気で可愛い助手。
ライネス
ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ。
第4次聖杯戦争で遺書も何も残さず死んでしまったケイネス先生の刻印&礼装を部分的に受け継ぎ、財産その他を毟り取られ借金まみれになったエルメロイ家を僅か10歳前後で立て直した現エルメロイ家当主。
受け継いだ莫大な負債&エルメロイ家の魔術刻印を押し付け与え、ウェイバー・ベルベットとしての個人を人質に取って”ロード・エルメロイⅡ世”とした張本人。
あとはエルメロイⅡ世の義妹。子作りしようとか冗談を言ってⅡ世をからかうサディスト。
魔眼蒐集列車あたりからは、グレイと(貴重な女子仲間として)よくお茶している。
そしてそのお茶を淹れるのはケイネス先生から受け継いだ水銀礼装「月齢髄液」の発展形”トリマムウ”だったりする。
実は魔眼持ちで、(短時間ではあるが)精密性の高い魔術が使えるのがウリ。
戦闘能力ははっきり言って偽兄以下。
グレイが離脱している場合などは(割と高い頻度で)語り部となり、表面上はドSを振舞うライネスの心情が垣間見えたりする。
特に、強がりしすぎて色々無茶する”イゼルマ”は必見。
これらの人物以外は、ほとんどが基本的に各事件におけるゲストです。
アニメ版の事件簿公式サイトに出ているフラットとスヴィンは双貌塔イゼルマのゲスト、カイウスは魔眼蒐集列車のゲスト人物だったり。
法政科の化野菱理や、エルメロイⅡ世をウェイバー呼ばわりする唯一の人物メルヴィン等、重要人物は他にも何名かいますが、とりあえず上記3名の特徴を最低限押さえていれば良いかと。
まとめ
ロード・エルメロイの事件簿は、一言で言うと
「TYPE-MOON世界の魔術に関する教本」です。
読んでおくと今回のコラボイベントは勿論ですが、Fateというタイトル含め、TYPE-MOON作品全てをもう1段階楽しめる事間違いなしです!
活字に抵抗がある方は、
漫画版の剥離城アドラから入るとこの作品がどういうものか分かるんじゃないかと思います。
暇な時に読んでみては!
ではではノシシ
まとめ参考になりました。ありがとうございます!
(忙しくて、まだ小説読めてないのです…)
生放送直後のイベ開始だと良いですね。
個人的にはケイネス先生好きなんで、なんらかの形で登場しないかなーと密かに期待してたり。
まとめ参考になりました。ありがとうございます!
(忙しくて、まだ小説読めてないのです…)
生放送直後のイベ開始だと良いですね。
個人的にはケイネス先生好きなんで、なんらかの形で登場しないかなーと密かに期待してたり。
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個人的にはケイネス先生好きなんで、なんらかの形で登場しないかなーと密かに期待してたり。
>>*様
コメントありがとうございます!
小説を読んでる時間って他の事がなかなかできない(集中力が必要)
ので、まとまった時間と余裕がないと難しいですね;
ケイネス先生はZeroイベでまさかのショップボイス追加があったので、
ワンチャンあるかも・・・?ですね
>>*様
コメントありがとうございます!
小説を読んでる時間って他の事がなかなかできない(集中力が必要)
ので、まとまった時間と余裕がないと難しいですね;
ケイネス先生はZeroイベでまさかのショップボイス追加があったので、
ワンチャンあるかも・・・?ですね
>>*様
コメントありがとうございます!
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ケイネス先生はZeroイベでまさかのショップボイス追加があったので、
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>>*様
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ケイネス先生はZeroイベでまさかのショップボイス追加があったので、
ワンチャンあるかも・・・?ですね
>>*様
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ケイネス先生はZeroイベでまさかのショップボイス追加があったので、
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