【FGO】巌窟王エドモン・ダンテスの性能を5000字くらいで徹底解説する記事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
   

どーもうぃうぃです。

虚無期間ということで久しぶりに、わたしが自身の使用経験の下、色々な面からサーヴァントの性能を長々と解説する記事をお届け致します。

今回紹介するのは、

・終局特異点でどこからともなく「俺を呼んだな!」
・新宿でどこからともなく「俺を呼んだな!!」
・ロシアでどこからともなく「俺を(ry」
・北欧でも夢の中にて「俺(ry」
・クハハの人
・超高校級の復讐者

―待て、しかして希望せよ―

FGO初出の”戦える”アヴェンジャークラス。
スカディの登場で大躍進したサーヴァント筆頭。

巌窟王エドモン・ダンテスです!

巌窟王エドモン・ダンテスの概要

・ストーリー・高難易度適正:★★★★☆
(早期決着が可能なら選択肢)

・周回適正:★★★★★
(スカディと合わせてあらゆるフリクエに適正)

・ダメージトライアル適正:★★★★☆
(敵がバーサーカーなら最大級の適正)

・マイルーム適正:★★☆☆☆
(ウェイター、彼にコーヒーを!)

・何かと世話を焼いてくる度:★★★★★
(彼氏面をするのはやめなさい)

クラス:アヴェンジャー(ルーラーに有利、ムーンキャンサーに不利)
クラス補正:ATK1.1倍、スター集中度30%
保有特性:混沌・悪・人

初出は2016年3月、CBCの後に開催された期間限定イベント「監獄塔に復讐鬼は哭く(なく)」・・・ではなく、その直前に行われたコラボイベント「空の境界~the Garden of order」。

ここで、「基本7クラスでもルーラークラスでもないエクストラクラス」として存在を仄めかした後、監獄塔イベントにて正式に登場、という流れです。
イベントの時間軸的には5章攻略後に当たります。

監獄塔イベントでは、エドモン・ダンテスが無実の罪で幽閉されたとされる監獄塔シャトー・ディフに魂を囚われた主人公を導くサーヴァント「アヴェンジャー」として活躍します。最も、このシャトー・ディフに魂を囚われていたのはアヴェンジャーも同様であり、果たして導き手はどちらであったのか…。

ちなみに、監獄塔イベントでは、Fate/Apocryphaにて因縁浅からぬ2人の裁定者が共闘してアヴェンジャーを阻むという場面があったり。このイベントはストーリー的にも重要な立ち位置ですし、恒常化とかしないかしら。

性能面ではATK一辺倒のステータスをしていて、その数字は全サーヴァント中5位。基本的に等倍で戦うことになりますが、高ATKとクラス補正から、十分に打点を取っていくことができる優秀な全体宝具サーヴァント。


巌窟王の在り方

実話を元にしたフランスの小説「モンテ・クリスト伯」において、エドモン・ダンテスは無実の罪でシャトー・ディフに囚われた後、ファリア神父という同じく囚われていた人物に導かれて不可能とされていた脱獄を果たします(この時、ファリア神父は財宝の在処をエドモンに示し、病のため死亡)。

この後、自身を陥れた3人の仇敵に対して復讐を果たす、というのが小説での顛末ですが、

アヴェンジャーの言うように、彼は最後の一人を見逃し、自身が助けた寵姫(エデ)との愛を得た、善性を取り戻した、「モンテ・クリスト伯」の名を捨てた、とされます。

・・・が、これはあくまでエドモン・ダンテスの物語であり、復讐者としての全盛期にて召喚された彼は、上記の小説から映画にまでなった「モンテ・クリスト伯」というストーリーにおける永遠の復讐鬼「巌窟王」として在り方を固定されています。
これは、服を脱いだら人魚の鱗だらけとも言われるアンデルセンと同じ、無辜の怪物に近い補正。

監獄塔イベントでは、この「アヴェンジャー」というクラスに強引に当てはめられた巌窟王という存在に、主人公が導き手、すなわち第二のファリア神父としての役割を与えます。この後のストーリーにて色んな所に出没するのは、彼が主人公の導き手に他ならないからです。

恩讐に囚われながらも、マスターという奇跡に等しい「希望」を得た、故に彼の名前は「巌窟王エドモン・ダンテス」。

まぁ監獄塔イベントをやってなくてもお構いなしに現れるんですけどねぇ!

スキル・コマンドカード

クラススキル

・復讐者A:被ダメージ時のNP獲得量20%アップ&自身を除く味方全体の弱体耐性を10%ダウン

・忘却補正B:自身のクリティカル威力をアップ(8%)

・自己回復(魔力)D:毎ターンNPを3%獲得

アヴェンジャークラスの基本スキル。

保有スキル

1.鋼鉄の決意Ex:自身に無敵貫通状態を付与(1T)&攻撃力をアップ(最大50%,1T)&弱体耐性をアップ(最大32%,3T)

1ターンのみの無敵貫通&攻撃アップ、そして弱体耐性アップ。回避や無敵相手にダメージを通すとき、あるいは周回の最後に使うのが普通。
弱体耐性アップは倍率控えめですが、ちょいちょいデバフを弾いてくれたり。

2.黄金律A:自身のNP獲得量をアップ(最大50%,3T)

3ターン持続する最高峰のNP獲得量アップ。これがあることで、巌窟王はスカディ併用の宝具連射もさることながら、極めて良好なNP効率を実現しています。

3.窮地の智慧A:敵単体のチャージを減らす&自身の弱体状態を解除&スターを獲得(最大20個)

スター獲得系では最高峰の効果を持つ固有スキル。これがあることで、弱体を付与してくる相手に強く出ることができたり、アヴェンジャークラスの特性であるスターが集中しないという弱点を補ったりすることが可能。

スキル上げの優先度は、黄金律≒鋼鉄の決意>窮地の智慧。特に宝具連射を軸に運用するなら黄金律のレベルは確実に9~10欲しいところ。

コマンドカードはバスター2枚アーツ1枚クイック2枚のランサー型。アーツチェインを軸にするPTに組み込むと漏れなく足を引っ張ります。
カード性能はQ,EXのヒット数が比較的多い以外は普通。

霊衣(モンテ・クリストセレクション)

2018年夏の水着イベント「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」にて、限定霊衣「モンテ・クリストセレクション」が入手できます。長らく巌窟王を使っていると、正面向いて戦っている姿に違和感しか感じない

宝具

―虎よ、煌々と燃え盛れ。
 汝が赴くは恩讐の彼方なれば―

・クイック全体宝具。敵全体に強力な攻撃&防御力をダウン(3T,OCで効果アップ)&呪い状態を付与(5T,OCで効果アップ)&呪厄状態を付与(呪いのダメージ×2,5T)

敵全体に8ヒットする強化済みQ宝具。ヒット数が多いため、スカディと合わせることで容易に50%以上のNPリチャージが狙える

リチャージによる宝具連射性能、強化済みである事から生まれる全体大火力もさることながら、この宝具は敵に3ターン持続する防御ダウン&呪い状態をかける追加効果があります。
なので、例えば高難易度等で巌窟王が宝具を連射する場合、防御ダウン&呪いがどんどん積み重なるという状況が発生。ゲージをブレイクすると防御力が上がる、といったギミック相手にも強く出ていけたり。

また、宝具によって付与できる呪厄状態は、当然ながら重複します。なので、孔明の宝具のような高ダメージの呪いを絡めると、呪いだけでも1万近い固定ダメージを与えることができることも。

(孔明を除く)相性の良いサーヴァント

スカディ

2018年夏に突如現れた相棒。それまでは難しかった巌窟王によるシステム周回を可能にした偉大な存在。

クイックバフを付与できるサーヴァント

そもそも巌窟王はATKアップ以外のバフを持たないため、特にQバフが無いと宝具によるリチャージや威力が大幅に落ちます。
巌窟王を運用するなら、不夜城のアサシン等のQ補助が可能なサーヴァントが相棒として欲しいところ。

スター集中度を操作できるサーヴァント

具体的に言うとブリュンヒルデになりますが。
巌窟王は星出しが得意でクリティカルを併用して殴っていきたいところですが、クラス補正でスターが全く集中せず、何も手を加えないとクリティカルを出しにくいです。
ブリュンヒルデの第三スキルはそんな巌窟王ですら、ライダークラスからであろうとスターを奪うことを可能にします

マシュ

巌窟王は自前で身を守る手段を持ちません。なので、防御力アップとか無敵付与とか、そういうものが無いと意外にあっさり落ちます。
我らが後輩はその辺りが一遍にできるサーヴァント。とはいえ、巌窟王のアーツが1枚しかない都合、アーツパに比べると宝具を回すのは難しいです。

呪いが付与できるサーヴァント

高難易度で使うなら、強化無効を合わせて付与できるメフィストフェレスが最も相性がいいと思います。
ロマンという点で言えば、宝具で全体に基礎ダメージ2000の呪いを付与できる虞美人も、オーダーチェンジありきだとは思いますが選択肢の一つ。


総合すると、バフを付与できるサーヴァントは全体的に相性〇。
一方、巌窟王のアーツが1枚しかない都合、補助鯖の宝具を回すことが難しく、例えばジャンヌや美遊といった宝具発動ありきのサーヴァントは相性が悪いです。1回は発動できても2回目が続きません。

相性の良い概念礼装

火力アップ礼装

普通の周回で使うなら、CCCイベントにて配布のいつかの夏や、2016年夏のガチャ限定礼装ナイツ・オブ・マリーンズ等、NP補助が付いているものが相性良好。特に前者は、巌窟王の心もとない耐久力を多少底上げしてくれるため、周回以外で使うなら常時つけていても良い程。

スター集中度アップ系礼装

ライダークラスやアーチャークラスがいるとさすがに機能しませんが、キャスタークラスと組む場合は熱砂の語らい封印指定執行者レベルのスター集中度補正があれば、自分が出したスターを集めることが可能。
クリティカルで殴っていけるようになります。

五百年の妄執

これはエドモンにつけるのではなく、Lv1ゲオルギウス等の任意で落ちるサーヴァントにつけて敵に呪い状態を与えるために使います

妄執の呪いダメージは基本値が2000ダメージを10ターン。エドモンの宝具が回ればこれの定数ダメージを2倍、4倍と引き上げていくことが可能。呪いによるダメージを戦術に組み込む場合、無くてはならないカードです。


基本的にエドモンは耐久戦ができるサーヴァントではないため、防御力等を伸ばして短所を補うよりは、火力を引き上げて長所を伸ばす礼装の方が相性〇。NP獲得量アップをつけるくらいなら、Q性能アップをつけて火力補助を。

エドモンの強み・弱み

強み

・スカディと組むことによる圧倒的な等倍宝具火力

強化済Q宝具ということもあって、スカディで補助してやると等倍だろうと20万近い与ダメを出すことも可能。彼を育成しきると、下手な有利クラスを連れていくよりも周回では火力が出せることもあります。

・ムーンキャンサーを除く全ての相手と無難に戦える

BBちゃん以外で相性不利のムーンキャンサーが出てくることはまず無いため、相手の情報が無い初見のストーリーや高難易度でも柔軟に対応可能です。

弱み

・息切れが早い

巌窟王のスキルは身を守るものやHPを回復するものが無く、且つ相棒として連れて行くスカディにもそういうスキルが宝具を除いて皆無なので、長期戦や宝具でゲージを割り切れなかった場合は被ダメが嵩んで普通に死にます
短期決戦では無難以上の回答になり得る巌窟王ですが、耐えることには全く向いていません。

・育てるのが大変

巌窟王はモニュピースやスキル石が育成で全く使えないアヴェンジャークラスなので、育成に必要な素材の種類が多く、数も多いです(ジャンヌ・オルタに比べると優しいと個人的には思いますが)。
特に逆鱗45個はなかなか重いため、彼を育てるなら可能な限り確保しておきたいところ。

・宝具レベル1だとバサスロでいいになりがち

いくら等倍で優秀な火力が出るとはいえ、レベル90且つ宝具レベル1だと周回においては狂ランスロットでOKな場面も多いです(一般的にはバサスロの方が宝具レベルは高いと思うので)。
また、ダブルスカディでないと宝具2連射以上ができないというのも巌窟王がバサスロに劣る点。自前でスカディを持っていないなら周回で大活躍、とまではいかないというのも覚えておいたほうが良いかもしれません。

まとめ

総合すると、自前でスカディを用意でき、宝具レベルが重なっているという厳しい条件をクリアして初めて周回その他で無双できる、コストが非常に高いサーヴァント

これらの要素を持っていない場合、はっきり言うと巌窟王の性能面での魅力は大幅に落ちます。が、逆に用意できると周回は全部巌窟王1騎でどうにかなるという状況が出来上がるほど強力なサーヴァント

もしも80連くらいで宝具レベル5になっちゃったとかいう彼に好かれたマスターがいるのなら、聖杯を振ってフォウマにしてあげると、その期待を裏切らない活躍をきっとしてくれるでしょう。経験者としてこれは絶対に保証します。

ではではノシシ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す